2016年2月10日水曜日

夜ごとのシーク シャロン・ケンドリック

さて、今回は「シークもの」をご紹介。

「夜ごとのシーク」

ソレルはイギリス人外交官の娘として砂漠の国ハラスタンで育った。
16歳で両親を亡くした後も王宮の補佐官であり両親の親友でもあったマリクを後見人としてハラスタンで教育を受けた。

優秀ではあったものの、一介の補佐官でしかなかったマリクは今ではハラスタンの王という多忙な身分になっていた。

マリクを兄とも父とも慕っていたソレルだったが、彼のことを愛し始めていることを自覚していた。
しかし、王はハラスタン人の女性としか結婚できない掟。

このままマリクの側に居てマリクが他の女性と結婚するのを見るのはつらすぎる。
マリクから離れなければ心が壊れてしまう……
ソレルは祖国イギリスに帰り、新しい生活を始めることを決意する。

この作品、私がハーレクインを読み始めるきっかけとなったお話です。
育ててくれた年上の男性を好きになるという設定に萌えました。
ちょっとだけファザコンのケがある虫子です。

後からコミックまで買いました(笑

シークとはざっくり言って砂漠の国の王様です。
中東辺りの架空の国である場合が多いですね。

国名をはっきりさせないのは政治的な意味もあるでしょう。
「私の国、今その国に空爆中なんですけど~」という読者も出てくるでしょうし(汗

はっきりと書かれていませんが、イスラム教を信仰している国と思われます。
女性の肌見せに対して厳しかったり、掟(戒律?)が絶対という環境です。

色々と制限がある中でいかに愛を貫くかという所がシークものの見所ではないかと。

日本人にとって中東系の美形ってピンと来ないですよね。
彫りが深くて色黒で……位の知識しかありません。

しかし、それではもったいない!
ご覧あれ!!(笑
イケメンですねぇ。
せっかくのハーレクインですからこの位の美形を妄想しましょう。

さあ、シークのイメージを作ったところで虫子的萌えポイントです。
ここからはネタバレと感じる可能性アリ↓





①マリクの高圧的な束縛愛

 これ、シークものの醍醐味かと。
 ムスリムの男性、しかも王様ときてはこうなるのも仕方ない。
 マリクの束縛には異性愛的な面と父性愛的な面が混在していてそこがまた魅力。
 現実にこんな束縛男がいたらグーでパンチな虫子ですが、
 ハーレクインの中ならアリ。全然アリ。

②責任と愛の間で揺れるマリク
 
 またマリクの話で申し訳ないんですが、
 ハラスタンの王はハラスタン人の女性としか結婚出来ない掟があるんです。
 一時はマリクもハラスタン人の花嫁候補を探すのですが……
 責任ある立場に置かれた男性が愛と責任の間で葛藤するのが萌えます。
 現実にはなかなか無いことだからこそ物語はこうあって欲しいですね。

③沙漠の国の美しさ

 沙漠の国って憧れありますよね。

 女性の憧れが詰まりに詰まったアメリカのドラマ、
 「Sex and the City」の映画版でも沙漠の国に行きますものね。

 きっと世界中の女性が潜在的に惹かれる場所なんだろうな。
 SATCが行くんだから間違いないでしょう(笑 

何だかヒロインについて触れなかったのですが、もちろんソレルも魅力的です。
ただ、マリクがツボすぎてマリクのことばかりに(笑

ハーレクイン好きな方、中東系の男性イケメン!と思った方、コメント下さると嬉しいです(^^)

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