2016年1月31日日曜日

貴公子の想い人 アン・アシュリー

それでは早速初めての感想文を。
(書評という言葉はハーレクインに馴染まない気がするので感想文でいきます)

「貴公子の想い人」

良家の血を引きながらも両親を早くに失ったルースは、青春と呼べる10年間をイギリスの荒野のお屋敷で過ごし23歳になっていた。
・あらすじ・
(当時の結婚適齢期は17~19歳位)
お屋敷の持ち主である老婦人は人嫌いで滅多に他人を招待することもなく、世間からは孤立した日々を送っていた

ある季節外れの大雪の日、雪に足止めされた旅人達が一夜の宿を求めて次々とお屋敷を訪れる。
その中に名家の出身で今では退役軍人でもあるヒューゴーがいた。
つかの間の交流ではあったもののルースはその人柄に好意的な印象を持つ。

その夜、滅多にない大勢の来客を迎えての晩餐の席で老婦人は昔、殺人の瞬間を見たことがあると言い出す。
晩餐の席にそぐわない奇妙な話題を楽しそうに話す老婦人にルースは違和感を覚え……


ハーレクインの中でもヒストリカルと呼ばれるジャンルです。
1800年代前半のナポレオン戦争の頃のイギリスが舞台になる作品が多いですかね。

はい、わたくしヒストリカル物が好物でございます。

この作品はロマンスにちょっぴりミステリーの要素も加わっています。
ただまぁ、ハーレクインの性質上どうしても謎解きの部分はヒロインとヒーローをいちゃいちゃさせる為のダシになってますが。

というかヒューゴーは完全にルースと一緒にいる為の口実としか思ってないですね(笑)

でもいいんです。ハーレクインですから。
ミステリーの雑さに文句を付けるのはヤボってものです。

個人的にハーレクインは設定が8割だと思ってます。
萌えポイントは百人百通りだと思うのですが、私のポイントはココでした。

ここからネタバレと感じる可能性アリ↓







田舎娘の都会デビュー
 いつの時代も都会に出て変身する女の子の話はトキメキます。

当時の旅の様子
 昔は旅行は特権階級だけものでした。
 不便で危険な当時の旅行の雰囲気が伝わってきます。

ヒーローのデレ感
 これ!
 追われる立場で居たいという三十路女の願望です。

このアン・アシュリーという作家さん、よく買ってます。

私は作家買いということはしないのですが、あらすじを読んで「萌!」となるとこの人が書いてるということが多いです。
ツボが近いんですね(笑

この作品を読んだことがある方、興味を持たれた方、ハーレクインのファンの方、コメントいただけたら嬉しいです(^^)

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